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名義変更に必要な登記手続きとは? 〜世田谷区で不動産を相続したら最初に知っておくべきこと〜

  • 2025.06.26
  • カテゴリ: 不動産相続コラム

親から土地や家を相続したとき、最初に直面するのが「名義変更」の手続きです。
しかし、「登記が必要と言われても、具体的に何をどうすればいいのかわからない」という方は少なくありません。

特に世田谷区のように地価が高く、住宅密集地域での不動産相続は、手続きの遅れや不備が後の大きなトラブルにつながる可能性も。

本記事では、名義変更のために必要な「登記手続き」について、世田谷区で実際に相続不動産を扱う場合を想定しながら、5つのポイントに分けて解説します。

【第1部】そもそも名義変更とは何か?なぜ必要?

■ 名義変更=所有者の登録変更

・不動産の所有者が変わった際に、法務局に届け出て登記簿を更新する手続き

■ 相続時には“相続登記”が必要

・被相続人から相続人へと名義を移すことを指す

■ 放置するとどうなる?(世田谷区でも問題多発)

・売却・担保設定ができない

・複数相続人のまま放置で、将来トラブルに

・法改正により、2024年4月から相続登記は義務化(3年以内)

【第2部】名義変更の具体的な登記手続きの流れ

■ 必要書類をそろえる

・被相続人の戸籍謄本(出生から死亡まで)

・相続人全員の戸籍謄本・住民票

・遺産分割協議書(複数相続人がいる場合)

・不動産の固定資産評価証明書

・登記申請書、委任状(代理申請の場合)

■ どこで手続きするか?

・世田谷区内の不動産は「東京法務局 世田谷出張所」管轄

・オンライン登記申請も可能(ただし事前準備とITスキルが必要)

■ 登記完了までの期間

・通常は2〜4週間程度(申請件数によって前後あり)

【第3部】費用はいくらかかる?司法書士に依頼すべきか?

■ 自分でやる場合の費用

・登録免許税:不動産評価額×0.4%(相続時)

・書類取得費用:戸籍・住民票・評価証明書等(数千円〜)

■ 司法書士に依頼する場合

・報酬相場:5万〜10万円程度(物件数や難易度による)

・手間とミス防止、期限厳守の面で安心感あり

■ 世田谷区内の司法書士に依頼するメリット

・地元の不動産事情や路線価、評価額にも精通

・区内の高齢者向け相談窓口と連携しているケースも

【第4部】よくあるトラブルとその予防策

■ トラブル1:遺産分割協議がまとまらない

相続人間で意見が分かれ、登記ができない
→ 中立の専門家(司法書士や行政書士)を介入させる

■ トラブル2:書類の不備で申請が却下される

戸籍の漏れや評価証明書の期限切れなど
→ 書類は必ず最新版を取得、提出前のチェックが肝心

■ トラブル3:亡くなって何年も放置していた

3年の義務化ルールにより過料の可能性も
→ 名義変更は相続後なるべく早く行うべき

【第5部】チェックリスト:名義変更に必要な登記手続き(世田谷区対応)

□ 被相続人の戸籍謄本(出生から死亡まで)を収集した
→ 市区町村をまたぐことも多いため、時間に余裕をもって取得

□ 相続人全員の戸籍謄本・住民票を取得した
→ 特に兄弟姉妹相続では人数が多くなることも

□ 固定資産評価証明書を取得した(世田谷区役所で)
→ 登録免許税の計算に必要。不動産1件ごとに取得

□ 不動産の所在地・評価額を確認した
→ 世田谷区では地価が高いため、課税額に注意

□ 遺産分割協議書を作成し、相続人全員が署名・実印押印した
→ トラブルを防ぐため、公正証書にすることも検討

□ 登記申請書・委任状(代理申請時)を正確に作成した
→ 記載ミスがあると却下のリスクあり

□ 管轄法務局(東京法務局 世田谷出張所)を確認した
→ オンライン申請でも可能だが初心者には難しいことも

□ 登録免許税の金額を試算し、納付手配を済ませた
→ 不動産の固定資産評価額×0.4%が基本

□ 司法書士への依頼を検討・見積を取得した
→ 高齢者や初めての方は特に推奨。費用は5〜10万円前後が目安

□ 登記完了後に登記事項証明書を取得・保管する準備がある
→ 証明書が必要になるシーン(売却・担保等)も多い
【まとめ】名義変更は“相続後の第一歩”
不動産の名義変更は、単なる手続きではなく、“次の世代に資産をつなぐための最初の行動”です。

特に世田谷区のように高額不動産が多い地域では、名義の不明確さが売却や融資、将来の相続を複雑にするリスクを孕んでいます。

名義変更は「あとでいいや」ではなく、「今すぐやるべき」もの。

ぜひこの記事を参考に、相続登記の第一歩を踏み出してください。
そして、わからないことがあれば、地元の司法書士や相談窓口に相談することが、安心への近道です。
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