コラム
家の名義が親のまま…今すぐすべきこと 〜世田谷区の不動産トラブルを未然に防ぐために〜
- 2025.07.20
- カテゴリ:
不動産相続コラム
世田谷区で親から引き継いだ実家や土地。
建物に住んでいたり、管理していたりするものの、登記上の名義は今も「親」のまま──というケースは意外と多く存在します。
しかし、名義を放置しておくと、思わぬトラブルや手続き上の障害が待ち構えています。
特に地価の高い世田谷区では、対応を誤ると資産の損失や相続トラブルに発展しかねません。
今回は、「親名義のままの不動産」が抱えるリスクと、世田谷区で今すぐやるべき具体的な対処法を5部構成で解説します。
【第1部】世田谷区で多発する「名義放置」事例とその背景
■ なぜ名義変更しない人が多いのか?
・親が亡くなっても「とりあえずこのままでいいか」と後回しに
・相続登記が任意だったため、手続きをしない人が多かった
・相続人が複数いて、話し合いがまとまっていない
■ 放置するとどうなるか?
・相続登記義務化により、違反すると過料(10万円以下)対象に
・将来、売却・担保・建て替え・活用ができない
・代替わりが進むと、相続人が増えて名義変更が複雑化
【第2部】親名義のまま放置するリスクとは?
1. 相続人同士でのトラブル
・「誰が管理するか」で揉める
・一部の相続人が費用を負担し続ける不公平感
2. 利活用や売却が不可能
・名義が親のままでは契約行為ができず、不動産会社でも売却できない
・土地活用(賃貸・売却・建て替え)も制限される
3. 固定資産税・管理費の負担が不透明
・通知が親名義に届き続け、手続きミスや延滞の原因に
・資産としての把握が困難になり、相続税の申告漏れにも
【第3部】世田谷区での具体的な名義変更の流れ
■ ステップ①:遺産分割協議を行う
・法定相続人を確認し、誰がどの不動産を引き継ぐか合意
・協議書の作成と実印+印鑑証明が必要
■ ステップ②:必要書類の収集
・被相続人の戸籍謄本・除籍謄本・住民票の除票
・相続人全員の戸籍謄本・住民票
・固定資産評価証明書など
■ ステップ③:相続登記の申請
・管轄の法務局(世田谷出張所など)へ登記申請
・自分でやるか、司法書士に依頼(報酬5〜10万円程度)
【第4部】早めに名義変更すべき3つの理由
理由①:将来のトラブルを防げる
・不動産の分割・売却・担保化などがスムーズになる
・将来的な争族の火種を減らす
理由②:税務対策になる
・相続税の申告や納税が正確に行える
・名義変更後の資産管理もクリアになる
理由③:世田谷区特有のリスクに対応できる
・高額資産ゆえの課税額増加に備える
・空き家特例や住宅取得資金贈与の活用も視野に
【第5部】名義変更のためのチェックリスト(世田谷区版)
・親が亡くなってから何年経っているか
→ 長期間放置しているほど、手続きが煩雑になる傾向があります。
・相続人全員の所在と連絡先は把握しているか
→ 遺産分割協議には全員の合意が必要です。
・遺言書の有無を確認したか
→ 公正証書・自筆証書など、遺言があるかどうかで手続きが変わります。
・不動産の評価額を把握しているか
→ 固定資産税評価証明書や路線価で目安をつかみましょう。
・名義変更を行う担当者・窓口を決めたか
→ 誰が主導するかをあらかじめ明確にしておくとスムーズです。
・司法書士や専門家への相談は済んでいるか
→ 面倒な手続きは地元の専門家(例:世田谷区の司法書士)に依頼するのが安心です。
【まとめ】放置せず、今すぐ動くことが“資産を守る第一歩”
「そのうちやろう」「まだ使う予定はないから…」と先延ばしにされがちな名義変更。
しかし、名義が“親”のままでは、いざというときに大きな壁となります。
特に世田谷区のように不動産価値が高く、手続きや税務上の影響が大きい地域では、早めの対処が重要です。
まずは相続人同士で話し合い、状況を整理すること。
その上で、信頼できる専門家に相談し、名義変更を速やかに進める。
それが、「親から受け継いだ大切な不動産」を守る第一歩です。